アフリカでも、この30年間で同じように個体数が40%減少したという生き物がいます。あのキリンです。こちらも今年、新たなレッドリストで絶滅危惧種となりました。現在のキリンは、推定で約10万頭かそれ以下となってしまったといいます。30年前には16万頭だったのです。トナカイと同じ絶滅の危険が増大している絶滅危惧種2類です。こちらは開発進むアフリカで、農地の拡大、鉱業開発などで生息地が破壊されたり、また密猟なども影響していると考えられています。大自然は残るアフリカでももう大型の生物は、息苦しくなったということでしょうか。かつて日本列島に暮らしていたニホンオオカミやニホンカワウソなど、自然を開発していくことで失われてしまった生物種は、列島の大地によみがえることはありません。一度失われた遺伝子は自然で復活することはないのです。冷徹に見ると、悠久の地球の歴史で、生き物たちの絶滅は繰り返されてきました。いま問題なのは、この絶滅の速度が、何百倍も何千倍も速いスピードで急速に変化していることなのです。