2016年5月2日月曜日
生命体は宇宙空間を普通に飛び交っているようだ!
21世紀になり、地球生命が火星で誕生したのではという説が多く提唱されています。また「微生物」が宇宙空間を移動している可能性を示す発見や実験での検証も盛んに行われています。火星起源の隕石をスライスして「磁気マッピング」という手法で調べてみると、その内部はなんと1500万年にわたり、摂氏40度以上には加熱された形跡がないということがわかったといいます。これは微生物のような生命体が岩石に閉じ込められて火星から地球に運ばれてくる可能性を示しています。またはじめに情報を複製する能力を持ったとされる「RNA」は、水中ではうまく形づ作られず、その形成には「ホウ素」が必要と考えられていますが、火星からの隕石にはそのホウ素が含有していることが確認されています。またRNAの構成要素である「リボース」が形成されるためには「酸化モリブデン」の存在が必須とされていますが、この酸化モリブデンも初期の地球には存在せず、火星には存在した可能性が高いともいわれています。こうした「合成生物学」の実験かとその進展から、生まれたばかりの火星のほうが、RNAやDNAを遺伝情報とする現在の生命メカニズムが生まれるための条件が地球より、整っていたとする説が出されているわけです。火星にはかつて大規模に水が存在し、気温もいまより温かかったということも明らかにされています。専門家は、物質循環や生命が利用できるエネルギー(酸化・還元)の存在といった観点からも、この火星起源説を確かめようとしています。またアメリカの美人理論物理学者のリサ・ランドールは天の川に収まった「ダークマター」が彗星をかく乱し、恐竜を絶滅させた地球への巨大隕石の衝突の原因となっているという大胆な仮説を最近提唱しました。私たちは孤独な存在なのか?どこから来たのか?宇宙に生命の「種」が存在し、彗星や隕石となってこの宇宙空間を飛び交っているという説が、真実味を帯びるようになってきました。
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